口が臭いかも!?口臭の疑いがあるなら知っておきたい効果的な対策法

今日は口が臭う人の原因と効果的な対策法をお伝えするね。

ココカラ先生

なぜくま

口の臭いは、自分では気づかないうちには相手に不快な思いをさせてしまうので気を付けたいものです!
それでは今日も一緒に勉強しましょう!

ココカラ先生

口臭の原因を見極める

口臭が起きる原因となる要素は3つに分ける事ができます。

  1. 生理的口臭
  2. 内臓からの口臭
  3. 食べ物からの口臭

1. 生理的口臭


口臭の90パーセントの割合を占めます。
日常生活の中で誰にでもある臭いで、朝起きた時、イライラして緊張している時、空腹時の時など、唾液の分泌が減る事により起こります。

唾液は、口の中に残った食べ物のカスを洗い流してくれる浄化作用や
口の中の細菌をコントロールしてくれる殺菌作用があります。

唾液の分泌が減ると、細菌のバランスが悪くなり、増殖した細菌が悪臭を作ります。
生理的口臭は自分のケア次第で予防できます。

2. 内臓からの口臭


内臓の中でも胃 腎 腸の機能が低下している際、口臭が発生します。
内臓が原因なので自分ではケアをすることは難しいとされ、まずは専門医の診察が必要になります。

3. 食べ物からの口臭


にんにくやネギなどに含まれる「アリル化合物」「セレニウム化合物」などのガスが、腸を介して肺から外に呼気として排出され口臭となります。

代表的な食べ物としてにんにくやネギを含む餃子、ペペロンチーノ、キムチ、焼肉などがあります。

口臭予防の具体的な対策5つ

対策をしっかり行うだけで口臭はほとんど出なくなるんだよ

ココカラ先生

1. 歯磨きで口の中を汚れやカスを取る


歯の汚れやカスを取るだけで90%の口臭は予防できます。
口に入れた食べ物のカスが、歯の間について取れない場合、歯間ブラシやデンタルフロス(糸ようじ)で取ります。

基本となる歯磨きは1日3回行いましょう!
特に、就寝時、一番細菌が増殖しやすいので寝る前は歯磨き+マウスウォッシュなどでより丁寧に磨きましょう。

食後30分は歯を磨いてはいけない


食後30分は歯を磨かないようにしてください。
食後は歯の表面をコーティングしているエナメル質が柔らかい状態なので、歯を磨くと
ゴリゴリと削り落としてエナメル質を傷つけ、歯が傷んでしまいます。

2. 舌苔を定期的に取る


舌の表面にある白い物質である「舌苔」(ぜったい)が口臭の原因になります。
舌苔は皮膚の垢(あか)と同じで、細胞が剥がれ落ちて腐敗し、舌に溜まります。
結果、口臭の原因になります。

舌苔を専用の舌ブラシ、またはスプーンで1日1回は取るようにしましょう。
特に寝起きに溜まる事が多いので朝に取ることをオススメします。

しかし、取る際に強く擦ってしまうと舌が傷つきます。
傷口から細菌が増殖するようになり、より口臭の原因になるので
舌の表面についた舌苔を優しく丁寧に取るようにしましょう。

3. 唾液を出して口の中が乾かないようにする

会社の会議で発表する場面など、緊張すると口の中がパサパサ乾燥しますよね?
このパサパサしているのは、口の中の唾液が減少して細菌が多くなっている状態です。
細菌が多くなる事が口臭の原因にもなります。

細菌を増やさないために30秒で唾液を充満させる方法

①梅干しを食べる。または梅干しを想像するだけで唾液が出やすくなります。
②ミンティアや無糖のガムを噛む。
③口周りの筋肉をマッサージする。
唾液が出ると口の中の細菌を洗い流してくれるので口臭の予防になります。

4. 人と会う前は前日から臭いの出るものを食べない

大事な仕事の商談、デートなどの前日はにんにくやネギを使った食べ物を
食べないことをお勧めします。

食べて歯をフロスなどで丁寧に磨いたとしても、食べ物が腸の中に残り、血液から肺に届き呼気として臭いが体外に排出されます。

大切な商談、デートで口臭が強いと相手に不快にさせてしまいます。
また、お酒や食べ物も臭いの原因となります。

5. 定期的に歯医者で歯垢、歯石をとってもらう

歯垢(プラーク)とは 細菌の塊→歯の表面に付着している細菌の塊。
白色、または黄色で舌で触るとザラザラした感触がある。
歯垢は歯間ブラシやデンタルフロス(糸ようじ)など、自分である程度のケアをする方法もあります。

歯石は歯垢が長い間、歯の表面に付着した状態で、唾液に含まれるカルシウム成分によって石灰化して石のように固まったもの。
固まっているので自分で取ることは不可能です。

歯の根の部分に歯石が付着すると汚れで歯肉に炎症が起こりやすく歯周病(歯槽膿漏)にもなります。
膿が出てより口臭が強くなってしまいます。

ひどい状態だと歯の根元が弱くなり、歯が抜け落ちる結果にもなります。
歯石は定期的に歯医者クリーニングを受ける必要があります。

内臓機能が低下している場合、どんな臭いがする?

カビのような臭い


肝機能の低下が疑われます。
カビやドブのような臭いは肝臓で解毒されるはずの臭い成分が残り呼気から出て行くもの。

肝臓は沈黙の臓器と言われるほど自覚症状がわかりにくいです。
カビやドブのような臭いがした場合、肝機能が低下している場合もあるので、早期の病院での検査をお勧めします。

アンモニアの臭い

腎機能の低下が疑われます。
尿として排泄されるはずの体内の毒素が体内に残ってしまい肺を通じて呼気で
外に出て行くものです。
他に顔や手足のむくみ、血尿などが出る事もあります。

臭いがした場合早期の病院での検査をお勧めします。

うんこ臭い


腸に残った未消化物がメタンガスとして異常発酵し、ガスが腸から体内に吸収され、呼気によって臭います。
つまり食べカスが消化されず、腸に残っているという事。
おならのような臭いもします。

便秘が続くと臭いが強くなりやすく、口臭の中でも相手も不快にしてしまう臭いなので早期に腸内環境を整える事をお勧めします。

口臭の原因が病気の可能性も

病気が原因で口臭が出る可能性もあります。
疑いがあれば早期の病院での検査をオススメします。

胃炎

ストレスや暴飲暴食により、胃の表面を覆っている粘膜に炎症が起こる状態です。
腸ではなく胃で発酵することにより発酵臭が呼気として外に出てしまうものです。

逆流性食道炎

睡眠不足やストレスによって起こる病気です。
本来胃の中にある酸が逆流して食道へ流れてしまい、食道が炎症を起こしてしまう状態です。
食道から直接呼気として外に出るため酸っぱいような強い臭いがします。

胃ガン

喫煙をしている人に多く起こる病気です。
がん細胞の壊死が臭いを出し臭いが血液に吸収され、肺を通して呼気として外に出されます。

可能性として表面には出ない隠れた病気が口臭を引き起こしている可能性もあるので

いずれも生理的な口臭で歯を清潔にしても原因が口ではないので
様々な事を試しても改善しない場合、病院の定期的な検査をお勧めします。

口臭の原因と対策まとめ

いかがでしたか?
口臭は90%が生理的口臭で自分でケアさえすれば未然に防ぐことができます。

生理的口臭予防の具体的な対策として

  1. 歯磨きで口の中を汚れやカスを取る
  2. 舌苔を定期的に取る
  3. 唾液を出して口の中が乾かないようにする
  4. 人と会う前は前日から臭いの出るべものを食べない
  5. 定期的に歯医者で歯垢、歯石をとってもらう

内臓機能の低下、または病気の可能性のある臭いで、早期に病院の診察を受ける必要がある時の臭い

  1. カビのような臭い
  2. アンモニアの臭い
  3. うんこ臭い

口臭は相手を不快にするだけでなく、自分の口の臭いが気になると相手の顔を見れず、気持ちよくお話しできなくなります。
また、臭いがあることはデメリットだけでなく、内科系の症状や病気を早期に発見できる可能性もあります。

臭いはデリケートな問題です。
自分に口臭があったとしても、気を使って誰も教えてくれない場合が多いので、自分の口臭に気づきにくい傾向が多いです。

気になる場合、パートナーに「私の口の臭い大丈夫?」か聞いてみるのもいいかもしれませんね。

また、最近では口臭チェッカーも市販されているのでそのような商品を使うのもいいかもしれません。

最後まで読んでいただきありがとうございました。